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電気工学等 ・ 7 / 8

関連分野:建築の基礎 — 構造の種類と、電気工事が建築とぶつかる場所

読み終えると、こうなる

現場の建築図面に「RC造」「S造」と書いてあるのを見たとき、それが電気配線工事の進め方(スリーブの入れ方、ラックの吊り方、貫通部の処理)にどう影響するかを、その場でイメージできるようになる

  • RC造・S造・SRC造・木造の違いを、電気工事の視点(いつ配管ルートを決めるか、どう固定するか)から説明できる
  • スリーブとインサートの役割の違いを説明し、なぜ躯体工事より前に打ち合わせが必要かを言える
  • 防火区画を配管・ケーブルラックが貫通する場所で、なぜ「穴を開けたら終わり」にならないかを説明できる
考えてみよう

ビルの改修現場で、新しいケーブルラックを通すために天井裏の梁に穴を開けたいと言ったら、 建築業者に「それは無理です、もう鉄骨は工場で加工済みなので」と断られた——という場面を想像してほしい。

同じ「梁に穴を開ける」という作業なのに、コンクリートの建物なら電動ハンマーでその場で 開けられることもあれば、鉄骨の建物では現場で穴を開けること自体がほぼ不可能なこともある。 この違いはどこから来るのか。

このトピックを読み終えるころには、建築構造の種類によって電気工事の段取りがどう変わるか、 そしてなぜ「あとから穴を開ける」が通用する現場と通用しない現場があるのかを説明できるようになっている。

種明かしは、建物の構造(RC造・S造・SRC造・木造)によって、構造体が「現場で加工できるもの」か 「工場で加工済みのもの」かが根本的に違う、という一点にある。

建物の構造は「いつ・どこで骨組みができるか」で分かれる

電気工事施工管理技士は建築の専門家である必要はない。ただし、建築業者と工程を調整するうえで、 自分たちの配管・配線ルートが、建物のどの構造にどう影響されるかは知っておく必要がある。 出発点になるのが、建物の骨組み(構造)の種類だ。

  • RC造(鉄筋コンクリート造):鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込み、現場で骨組みを作る構造。引っ張りに強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを組み合わせることで、高い耐震性・耐火性を得られる。骨組みが「現場で一体に打たれる」ため、あとから梁や壁に大きな穴を開けることは、構造耐力を損なう恐れがあり原則できない。
  • S造(鉄骨造):鉄骨(H形鋼など)を骨組みに使う構造。鉄骨は工場であらかじめ切断・溶接・穴あけまで加工され(これを「鉄骨製作」と呼ぶ)、現場では組み立てるだけになることが多い。粘り強さ(じん性)があり大スパンの空間を作りやすい一方、配管を通す穴は鉄骨製作の段階、つまり現場に鉄骨が来る前に位置を確定させておく必要がある。
  • SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造):鉄骨の周囲を鉄筋コンクリートで巻く構造。鉄骨の粘り強さと、鉄筋コンクリートの剛性・耐火性を両方生かせるため、超高層ビルなど大規模な建物で使われることが多い。電気工事の視点では、S造とRC造の両方の制約(鉄骨製作前の穴位置確定+コンクリート打設前のスリーブ計画)が重なる、いちばん段取りがシビアな構造だと考えておくとよい。
  • 木造:柱・梁を木材で組む構造で、戸建住宅を中心に使われる。材料費・工期の面で有利だが、荷重を受け持つ耐力壁や構造用の梁を電気配線のために安易に欠き込む(切り欠く)と、強度が落ちる点はRC造・S造と共通する注意点になる。
4つの構造の違いを電気工事側から一言でまとめると、「骨組みが完成してから穴を開けられるか、 骨組みが完成する前に穴の位置を決めておかなければならないか」の違いになる。 RC造・SRC造はコンクリートを打つ前、S造は鉄骨を工場で加工する前が、電気設備側の要望を 伝えるタイムリミットだと考えておくと、工程の感覚がつかみやすい。

スリーブとインサート — 「通す穴」と「吊る金物」

建築の構造体と電気設備がぶつかる場所でよく出てくるのが、スリーブとインサートという2つの言葉だ。 どちらも、コンクリートを打つ前・鉄骨を組む前に位置を確定させておく必要がある点は共通しているが、 役割はまったく違う。

  • スリーブ:配管やケーブルを、壁・梁・床といった構造体に通すための貫通孔、またはそのために あらかじめ仕込んでおく管そのものを指す。RC造では型枠工事の段階で、スリーブ用の管(塩ビ管など)を 鉄筋の間に配置してからコンクリートを打つ。梁を貫通させる場合は、貫通できる位置・大きさ・本数に 構造上の制約があり、梁のどこにでも自由に開けられるわけではない。
  • インサート:主に天井や梁からケーブルラック・配管・吊り天井の下地などを吊り下げるために、 コンクリートに埋め込んでおく雌ネジ付きの金物。型枠に取り付ける「型枠用」と、デッキプレート (床の鋼製型枠)に穴を開けて差し込む「デッキ用」があり、こちらもコンクリートを打つ前に 位置を決めて仕込んでおく必要がある。あとからケーブルラックの支持位置を変えたくなっても、 インサートを打っていない場所には後付け用の金物(あと施工アンカーなど)で対応することになり、 計画段階での位置決めより手間とコストがかかりやすい。

スリーブが「何かを通すための穴」、インサートが「何かを吊るための金物」——この役割の違いを 押さえておけば、建築業者との打ち合わせで「スリーブ図」と「インサート図」のどちらの話をしているのか 迷わずに済む。

スリーブもインサートも、共通するのは「躯体(くたい・構造体)工事が終わってからでは手遅れ」 という点だ。電気工事施工管理技士の実務では、建築の躯体図・型枠図に対して、自分たちの配管・ ラックのルートを重ね合わせ、スリーブ位置図・インサート位置図として建築側に提出し、 了承を得てから躯体工事に入ってもらう、という段取りが基本になる。

鉄骨造の溶接欠陥 — なぜ「工場品質」が重要なのか

S造(鉄骨造)の梁や柱は、工場で切断・組み立てたあと、溶接で接合される。この溶接部分の品質が不十分だと、構造耐力そのものに関わる問題になるため、代表的な溶接欠陥の種類を知っておく価値がある。

  • オーバーラップ:溶接速度が遅すぎて溶着金属の量が過剰になり、ビード(溶接の盛り上がった部分)の止端部(端)に溢れ出してしまう欠陥。溢れた部分は母材と融合していないため、応力集中の原因になる。
  • アンダーカット:溶接速度が速すぎて溶着金属の量が不足し、ビード止端部が溝状にへこんでしまう欠陥。
  • ブローホール:窒素・一酸化炭素・水素などのガス成分が、溶接金属内に取り込まれて発生する気孔状の欠陥。

これらはいずれも「鉄骨の溶接部」に生じる欠陥だが、似た響きの用語にコールドジョイントがある。コールドジョイントは、先に打ち込んだコンクリートが固まり始めてから後のコンクリートを重ねたために生じる、一体化していない継目のことで、これはコンクリート工事の欠陥であり、鉄骨の溶接欠陥ではない。

オーバーラップ・アンダーカット・ブローホールは「鉄骨(溶接)」の欠陥、コールドジョイントは「コンクリート(打設)」の欠陥——カタカナの専門用語が並ぶと同じグループに見えてしまうが、扱っている材料が違う点で区別しておく。溶接欠陥の設問に紛れ込んだコールドジョイントを見抜けるかどうかが、このひっかけのポイントになる。

防火区画を貫通するときは「穴を開けたら終わり」にならない

建物には、火災が起きたときに炎や煙が一気に広がらないよう、建築基準法上区切られた 「防火区画」がある。面積ごとに区切る区画、階段やエレベーターシャフトなど縦方向の 吹き抜けを区切る竪穴区画などがあり、対象となる壁や床は準耐火構造・耐火構造で 作られている。

電気の配管やケーブルラックは、フロアをまたいで配線するために、この防火区画の壁や床を 貫通せざるを得ない場面が多い。ここで問題になるのが、「区画のために耐火性能を持たせた 壁や床に、配管を通すための穴を開けてしまってよいのか」という点だ。

穴を開けたままにしておくと、その隙間から火や煙が抜けてしまい、区画の意味がなくなる。 そのため建築基準法施行令は、給水管・配電管など(電気の配管もここに含まれる)が 防火区画等を貫通する場合、貫通する部分を不燃材料で造る方法や、国土交通大臣が定める 基準(外径・肉厚など)に適合する管を使う方法など、決められた措置を取ることを求めている。 現場でよく見る「貫通部にロックウールなどの不燃材を充填する」「耐火性能を持つ 専用の貫通処理材を使う」といった処理は、この考え方に基づくものだ。

電気工事施工管理技士に求められるのは、告示の数値を自分で細かく判定できることではなく、 「防火区画を配管・ケーブルが貫通する場所には、決められた防火措置が必要になる」という 前提を知っていることだ。設計図・仕様書に指定された貫通処理工法を、施工計画・品質管理の 中できちんと実施・記録できるかどうかが実務での分かれ目になる。

鉄筋コンクリートの配筋 — 柱と梁で呼び名が変わる補強筋

RC造・SRC造の躯体図には、鉄筋の種類ごとに名前が付いた配筋が描かれている。電気工事施工管理技士がこの配筋を設計する立場になることはないが、躯体図を読んでスリーブ・インサートの位置を検討するうえで、代表的な鉄筋の名前は知っておくと役立つ。

  • 主筋:柱・梁の材軸方向(縦方向・横方向)に通し、曲げに対する主要な補強を担う鉄筋
  • 帯筋(フープ):柱で主筋を取り囲むように一定間隔で配置し、せん断補強と主筋のはらみ出し防止を担う鉄筋
  • あばら筋(スターラップ):梁で主筋を取り囲むように一定間隔で配置し、せん断補強を担う鉄筋。柱における帯筋と同じ役割を、梁では別の名前で呼ぶ
  • 腹筋:梁の側面に、主筋とは別に配置する補助的な鉄筋。梁せいが大きい場合のひび割れ防止などに用いられる
「柱の帯筋」と「梁のあばら筋」は、どちらも主筋を取り囲んでせん断補強する役割を持つ、いわば同じ働きをする部材の別名だと理解しておく。配筋図でどちらの名前を使うべきかは、主筋が柱を通っているか梁を通っているかで決まる。

建築業者との会話で「土台」になる知識

電気工事施工管理技士は、建築の構造計算をする立場でも、防火区画の告示適合性を 最終判定する立場でもない。それでも、RC造・S造・SRC造・木造の違いが工程にどう 効いてくるか、スリーブ・インサートはいつまでに位置を決めなければいけないか、 防火区画の貫通には決められた処理が要ることを知っているかどうかで、建築業者との 打ち合わせの精度がまったく変わってくる。

「その梁、あとから穴を開けられますか」「そのスリーブ、型枠を組む前に位置を確定して もらえますか」——こうした会話が噛み合うかどうかは、電気工事の知識だけでなく、 建築構造の基礎を土台として持っているかにかかっている。

この資格を取ったあと、現場で何が変わるか

この資格を取ったあと、鉄骨造のビル新築工事で、鉄骨製作図が出てくる打ち合わせに施工管理者として同席したとき、あなたは「この梁、電気シャフトからのケーブルラックを通すスリーブは入っていますか」と、鉄骨が工場で加工される前のタイミングで確認する側に回る。この確認を怠ると、鉄骨が現場に搬入されてから「穴が開けられない」という事態を招く——それを防ぐのが、まさにこのトピックで扱った知識になる。

RC造の現場では、型枠工事の打ち合わせで、電気設備側のスリーブ位置図・インサート位置図を建築側に提出し、了承を得てから型枠を組んでもらう調整役を担う。防火区画をケーブルラックが貫通する箇所では、設計図書に指定された処理工法どおりに施工・記録されているかを、竣工前の品質管理としてあなた自身が確認する。これは電気工事士の仕事ではなく、建築との取り合いを管理する施工管理者に固有の役割だ。

電材商社にとっても、あなたが建築構造の基礎を理解していることで、「このケーブルラック、いつまでにサイズを確定させればインサートに間に合いますか」という、建築工程を踏まえた発注の相談ができる相手になる。構造の違いによって段取りのタイムリミットが変わることを知っている担当者かどうかは、資材調達のスケジュールにも直接影響する。

冒頭の「鉄骨の梁にあとから穴を開けられなかった」理由の答え合わせは、 理解度チェックの最後の問題でしてみよう。

出題者のワナ — ここで受験者を転ばせにくる

この論点は、知っているだけでは足をすくわれる。試験でよく仕掛けられる崩し方を、先に知っておこう。

  1. RC造で通用する「後から穴を開けられる」感覚を、S造・SRC造にもそのまま当てはめてしまう

    なぜ引っかかるコンクリートははつり(削り取り)で後加工がある程度きく素材だという印象から、鉄骨も現場で自由に穴あけできると誤解しやすい。実際には鉄骨は工場での製作段階で穴の位置を確定させる必要があり、現場での後加工は強度・工期の両面で大きな制約になる

    見破り方構造の種類を見たら「骨組みが完成するのは工場か現場か」を先に確認する。S造・SRC造は鉄骨部分が工場製作である以上、配管ルートの確定は鉄骨製作より前に必要だと判断する

  2. スリーブとインサートを混同し、「配管を通す穴」と「ラックを吊る金物」を逆に覚える

    なぜ引っかかるどちらもコンクリートを打つ前に位置を決めておく点が共通しているため、名前と役割の対応があいまいなまま覚えてしまいやすい

    見破り方スリーブは「通す(貫通させる)」、インサートは「挿す・埋め込む(吊り金物を仕込む)」と、動作のイメージで対応づけて覚える

  3. 「不燃材料でできた配管を使えば、防火区画を貫通する際の措置は一切不要」と単純化してしまう

    なぜ引っかかる『不燃材料』というキーワードだけで安全側に倒れていると思い込み、施行令・告示が定める具体的な基準(外径や貫通部の処理方法など)を確認しない

    見破り方防火区画の貫通は、配管の材質(不燃かどうか)だけでなく、施行令・告示が定める具体的な基準に適合しているか、設計図書に指定された工法どおりに施工・記録されているかまで確認する必要があると意識する

  4. 柱の帯筋と梁のあばら筋を同じもの、あるいは逆の部材だと取り違える

    なぜ引っかかるどちらも主筋を取り囲むように一定間隔で配置される補強筋で、見た目も役割(せん断補強)も似ているため、柱の部材か梁の部材かを意識せずに名前だけ覚えると混同しやすい

    見破り方『柱に配されるのが帯筋、梁に配されるのがあばら筋』と、部材の種類とセットで覚える。配筋図で主筋が縦方向に伸びる部材(柱)か横方向に伸びる部材(梁)かを先に確認してから、補強筋の名前を判断する

  5. コンクリートの圧縮強度と引張強度を、ほぼ等しい(同程度の)値だと思い込む

    なぜ引っかかる『強度』という同じ言葉でくくられているため、圧縮方向と引張方向で強さがまったく違う(圧縮に強く引張に弱い)という材料特性を見落とし、両者が近い値だと直感的に考えてしまいやすい

    見破り方『コンクリートはなぜ鉄筋と組み合わせるのか』を考える。もし圧縮強度と引張強度がほぼ等しいなら、引張力を負担する鉄筋を組み合わせる理由が説明できなくなる。引張に弱いという弱点を鉄筋で補うのが鉄筋コンクリートの基本発想だと確認する

  6. コールドジョイントを、鉄骨造の溶接欠陥の一種だと思い込む

    なぜ引っかかるオーバーラップ・アンダーカット・ブローホールと並んで『~ジョイント』『~ホール』のようなカタカナの専門用語として登場するため、同じ鉄骨溶接の欠陥用語のグループだと錯覚しやすい

    見破り方コールドジョイントは『先に打ったコンクリートが固まり始めてから、後から打つコンクリートを重ねたためにできる不連続な継目』というコンクリート工事特有の欠陥。『何の材料の欠陥か』を確認し、鉄骨(溶接)の欠陥かコンクリート(打設)の欠陥かで仕分けると混同しない

参考文献・出典

理解度チェック(12問)

このトピックの内容がどれくらい身についたか、12問で確認しよう。 内訳は基本5問・応用2問・ひっかけ5問。基本が解けたら、条件を足した応用と、本番で足をすくいにくるひっかけまで踏み込む。

/ 12 問正解

覚えておきたいポイント

  1. RC造は現場でコンクリートを打つため、配管・スリーブの位置を型枠工事より前に建築側と決めておく必要がある。後からの追加穴あけは構造上の制約が大きい
  2. S造(鉄骨造)は鉄骨の加工が工場で先に終わっているため、梁を貫通させる穴は原則、鉄骨製作の前に電気設備側の要望を伝えて開けてもらう
  3. SRC造は鉄骨のまわりに鉄筋コンクリートを巻く構造で、RC造とS造双方の制約が重なる。木造は自由度が高い分、荷重を受ける部材(耐力壁・梁)を安易に欠き込めない点は共通する
  4. スリーブは配管・ケーブルを構造体に通すための貫通孔(または貫通用の管)、インサートは天井からケーブルラックなどを吊るための埋込金物。どちらもコンクリートを打つ前・鉄骨を組む前に位置を確定させる必要がある
  5. 建築基準法上の防火区画・準耐火構造の壁や床を配管・ケーブルが貫通する場合、貫通部を不燃材料で埋め戻す等の防火措置が必要になる。電気工事施工管理技士は自分で告示の数値を判定する立場ではなくても、「防火区画の貫通には決められた処理が要る」という前提を知って建築・防災設備側と連携できることが重要
  6. 鉄筋コンクリート造の配筋には、柱・梁の主方向の力を負担する主筋のほか、柱にはせん断補強とはらみ出し防止を担う帯筋、梁にはせん断補強を担うあばら筋(スターラップ)が配される。柱の帯筋と梁のあばら筋は役割は近いが呼び名が違う点に注意する
  7. コンクリートは圧縮に強く引張に弱い性質を持ち、圧縮強度は引張強度のおよそ10倍程度あるとされる(両者はほぼ等しいわけではない)。この弱点を補うために引張力を負担する鉄筋を組み合わせるのが鉄筋コンクリート構造の基本的な考え方。また、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ(かぶり厚さ)は、鉄筋の腐食(さび)防止だけでなく、火災時に鉄筋の強度が急激に低下することを防ぐ耐火性能にも大きく影響する
  8. 鉄骨造(S造)の溶接欠陥には、オーバーラップ(溶接速度が遅すぎて溶着金属が過剰になりビード止端部に溢れ出す欠陥)、アンダーカット(溶接速度が速すぎて溶着金属が不足しビード止端部が溝状にへこむ欠陥)、ブローホール(窒素・水素等のガス成分が溶接金属内に取り込まれてできる気孔)などがある。一方、コールドジョイントは、先に打ち込んだコンクリートと後から打ち込んだコンクリートが一体化していない継目のことで、コンクリート工事の欠陥であり鉄骨の溶接欠陥ではない
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