表皮効果
よみがな:ヒョウヒコウカ
言葉の定義
導体に交流電流を流した際、電流密度が電線の中心部で低くなり、外側の「表面(表皮)」に集中して流れる現象。
現場実務での意味・解説
周波数が高くなるほど、また導体が太くなるほどこの効果が顕著になる。電流が電線のごく外側しか流れなくなるため、実質的な電気抵抗(交流抵抗)が増大し、発熱損失が増える。高周波回路や大電流送電線で特に設計上の考慮が必要となる。日本電線工業会の技資第103号B(低圧電線・ケーブルのインピーダンス)では、電圧降下計算に使う交流導体実効抵抗を表皮効果と近接効果を考慮して50Hz・60Hzごとに計算している。商用周波数の低圧配線でも太い導体や単心ケーブルの並列敷設では差が出るため、大電流幹線の電圧降下は直流抵抗ではなく交流実効抵抗で検討する。
一次情報
- 技術資料 技資第103号B 低圧電線・ケーブルのインピーダンス(2024年6月) / 日本電線工業会
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