水トリー現象
よみがな:ミズトリーゲンショウ
言葉の定義
高圧CVケーブルの絶縁体(架橋ポリエチレン)内部に微量の水分と高電界が作用し、樹枝状(ツリー状)の微細な割れが発生して絶縁劣化する現象。
現場実務での意味・解説
ケーブル内部に侵入した水分と電界のストレスによって徐々に進行し、最終的には電気的ツリーへ移行して短絡・地絡による大事故(停電)を引き起こす。地中埋設管路への浸水対策や、定期的な漏洩電流等の絶縁診断によって防止・早期発見を図る。日本電線工業会の技資第107号Aは、水がケーブル内部に浸入すると高圧ケーブルでは水トリー劣化の原因になるとして、被覆材を損傷させないこと、端部からの浸水を防ぐため屋外保管時に端末キャップを確実に施すこと、遮水層付ケーブルの採用を挙げている。同資料の更新推奨時期の目安は、高圧ケーブルで水の影響がない場合20〜30年、直埋・埋設管路など水の影響がある屋外で10〜20年。
一次情報
- 技術資料 技資第107号A 電線・ケーブルの更新推奨時期について(2024年11月) (5 劣化に関する主な環境要因と注意事項 3)水の要因) / 日本電線工業会
- 技術資料 技資第107号A 電線・ケーブルの更新推奨時期について(2024年11月) (3 電線・ケーブルの更新推奨時期(表1)) / 日本電線工業会
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