近接センサ・光電センサが生産終了になり、後継品や他社品へ置き換えたい
センサの置き換えは「検出方式・検出距離・出力形態・電源電圧・接続方式・ねじ径と取付可否・応答周波数・保護等級」が一致するかで判断します。 同一メーカーの推奨代替品でも仕様は変わります。オムロンのE2E-X5E1(2M・5Mは2022年3月生産終了)は推奨代替品がE2E-X5C118ですが、 公式FAQ(FAQ000123547)ではサイズM18・検出距離5mmは同等な一方、出力がNPN電流電圧出力からNPNオープンコレクタ出力に変わり、 電圧入力機器へ接続する場合は+VとOUT間に外付け抵抗が必要、ねじ長は38mm→34mm、消費電流13mA以下→16mA以下、動作表示灯は赤色→橙色になると案内されています。 枝番によっては推奨代替品が用意されず(E2E-X5E1-10 5M、-14 2M、-2、-40は「推奨代替品はございません」)、 代替品がさらに生産終了して次の型番へ移っている連鎖もあります。他社品は「代替候補(要仕様確認・現物確認)」に留めて、両社の公式データシートの数値で照合します。 現行型番と接続先の入力仕様・取付状況をお知らせいただければ、後継の選定と見積を行います。
どんな状況で起きるか
設備の保全でセンサが1個壊れて同じ型番を手配しようとしたら生産終了になっていた、 予備品を補充したい、あるいは古い設備のセンサをまとめて更新したい、という状況です。 センサは本体シリーズが現行でも、ケーブル長違い・コネクタ違い・特殊仕様の枝番だけが先に廃番になることが多く、 オムロンの生産終了品検索ではE3Z-T61のケーブル長違い(0.3M-0.4M、0.6M-1.9M、2.1M-4.9Mなど)が2012年3月に生産終了して標準の「E3Z-T61 2M」へ集約されています。 また、E2E-X5E1-ECON 0.3Mの推奨代替品E2E-X5E1 2Mがその後2022年3月に生産終了、E2E-X5E1-6 2Mの推奨代替品E2FM-X5C1 2Mも2025年3月に生産終了と、 代替品をたどると次の代替品に行き着くケースがあり、型番の読み替えでつまずきやすい分野です。
選定・見積に必要な情報
- 現行型番の全桁(ケーブル長・コネクタ・出力の枝番まで。例:E2E-X5E1 2M、E2E-X5E1-M1、BES M12MI-PSC40B-BP03、IF5740)と数量
- 検出方式(誘導形=高周波発振/静電容量形/光電の透過形・回帰反射形・拡散反射形)
- 検出体の材質と大きさ(誘導形は材質で検出距離が変わるため。アルミ・銅は減衰が大きい)
- 定格検出距離と、実際の取付ギャップ(余裕を見て設定距離の範囲に入っているか)
- シールドタイプ(金属への埋込可)か非シールドタイプか、取付面が金属かどうか
- 出力形態(NPN/PNP、NO/NC、2線式/3線式)と、接続先の入力仕様(PLC入力ユニットのシンク・ソース、電圧入力かどうか)
- 電源電圧と使用電源電圧範囲(DC12〜24V、DC10〜30V、AC/DC共用など)
- 接続方式(ケーブル引出しか、M8/M12コネクタか)とケーブル長・被覆材質(PVC/PUR/TPU)、耐屈曲の要否
- ねじ径と全長・ねじ長(M8/M12/M18/M30)、取付ブラケット・ロックナットの流用可否
- 応答周波数・応答時間、保護等級(IP67/IP69K)と設置環境(切削油・洗浄・粉じん・屋外)
製品候補
誘導形近接センサ(同一メーカーの推奨代替品)
オムロンの「生産終了品/推奨代替品 該当商品一覧」では、スタンダードタイプ近接センサ E2E-X5E1 2M・5Mが2022年3月生産終了で推奨代替品はE2E-X5C118 2M・5M(現行商品)、 E2E-X5E1-M1は2022年3月生産終了で推奨代替品はE2E-X5C118-M1、E2E-X5E1 10M・15Mは2026年3月生産終了で推奨代替品はE2E-X5C118 10Mと案内されています。 公式FAQのFAQ000123547(2024年4月9日)では、E2E-X5E1-M1とE2E-X5C118-M1の主な相違点として、サイズM18・検出距離5mmは同等、 出力はNPN電流電圧出力からNPNオープンコレクタ出力へ変更(電圧入力機器へ接続する場合は+VとOUT間に外付け抵抗が必要)、ねじ長38mm→34mm、 消費電流13mA以下→16mA以下、動作表示灯は赤色→橙色と明記されています。出力形態の変更は接続先の入力仕様に直接影響するため、置き換え前に確認が必要です。
候補メーカー: オムロン
代表的な型番: E2E-X5E1、E2E-X5C118
アンプ内蔵形光電センサ(ケーブル長違いの枝番が集約されるケース)
オムロンの生産終了品検索でE3Z-T61を引くと、標準の「E3Z-T61 2M」は現行商品である一方、ケーブル長違いの E3Z-T61 0.3M-0.4M/0.6M-1.9M/2.1M-4.9M/5.1M-9.9M、ECONシリーズ、G0SHDシリーズなどが2012年3月に生産終了し、 推奨代替品はいずれも「E3Z-T61 2M」に集約されています(一部はE3Z-T66)。 同じ検出方式・検出距離のまま標準ケーブル長へ寄せる置き換えになるため、盤までの距離が足りない場合はコネクタタイプ+延長ケーブルで長さを確保する構成も検討します。 光電センサは投光器・受光器の組み合わせ(透過形)や反射板の型番も併せて確認します。
候補メーカー: オムロン
代表的な型番: E3Z-T61
海外メーカーの近接センサ(接続方式・外形が変わる後継)
バルーフの製品ページでは、BES0062(BES M12MI-PSC40B-BP03)に「Replacement available/Recommended alternative」と表示され、 推奨代替品はBES0068(BES M12MI-PSC40B-S04G)です。比較表では検出距離4mm・PNP NO・フラッシュ取付(埋込可)・M12x1・IP68・応答周波数2500Hz・ 使用周囲温度-25〜70℃は共通で、接続がケーブル3m(TPU)からM12x1オス3ピンコネクタへ、外形がΦ12×53mmからΦ12×65mmへ変わります。 ifmの日本語製品ページでは、高周波誘導式近接センサIF5740に「段階的に廃止予定」と表示され代替品はIFS725ですが、 両ページの数値を比べると、使用電源電圧範囲DC10〜36V→DC10〜30V、応答周波数110Hz→700Hz、保護構造IP67→IP65/66/67/68/69K、 使用周囲温度-25〜70℃→-40〜85℃、短絡保護なし→あり、表示は赤・緑の2LEDと設定表示付き→黄色1LEDと、同じM12×1・L=40・検出距離4mmでも中身が入れ替わっています。 同社のIG0401は「廃止品 - 参考資料」と表示され後継の案内がありません。
代表的な型番: BES M12MI-PSC40B-BP03、BES M12MI-PSC40B-S04G、IF5740、IFS725、IG0401
海外メーカーの光電センサ(光源・検出距離が変わる後継)
バルーフの製品ページでは、拡散反射形のBOS0018(BOS 18E-PS-1XB-SA1-S4)に「Canceled/Recommended alternative」と表示され、 推奨代替品はBOS023T(BOS 18E-PA-RD31-S4)です。比較表では、光源が赤外線から赤色LEDへ、検出距離が0〜200mmから250mmへ、 外形がΦ18×70mmからΦ18×75mmへ、筐体材質がステンレス1.4571から1.4404へ変わり、出力もNOのみからNO/NCへ広がっています。 接続はいずれもM12x1オス4ピンで、代替品側にはWashdown(洗浄環境向け)の特性が付いています。 光源が赤外線から可視光に変わると光軸の合わせやすさは上がりますが、対象物の色や表面状態による受光量が変わるため、現物での動作確認を前提に選定します。
候補メーカー: バルーフ
代表的な型番: BOS 18E-PS-1XB-SA1-S4、BOS 18E-PA-RD31-S4
推奨代替品が無い場合の他社品(代替候補・要仕様確認)
推奨代替品が案内されていない型番は、検出方式・検出距離・出力形態・ねじ径・接続方式・保護等級を公式データシートの数値で照合して候補を出します。 たとえばタークのBI4-M12-AP6X-H1141は公式ページで定格検出距離4mm・フラッシュ取付・PNP NO・DC10〜30V・M12×1ねじ・M12コネクタ接続・IP67・応答周波数2.0kHzと記載され、 誘導形M12・4mm・PNPの置き換え候補になります(型番末尾の-H1141が接続方式を表すため、末尾まで含めて指定します)。 光電センサではキーエンスのPZ-G61P(回帰反射形・P.R.O.機能付、検出距離0.1〜4.2m(R-2L使用時)、PNPオープンコレクタ出力30V以下100mA以下、 DC10〜30V、応答時間500µs、IP67/IP69K、ケーブル2m付属、干渉防止機能2台)や、 ジックのGL6-P4112(回帰反射形・偏光フィルタ付、検出距離最大0.03〜6m(標準0.07〜5m)、部品番号1051777)などが候補になります。 いずれも取付ブラケットのねじピッチや光軸高さが旧品と一致するとは限らないため、「代替候補(要仕様確認・現物確認)」としてご提案し、現地での動作確認をお願いしています。
代表的な型番: BI4-M12-AP6X、PZ-G61P、GL6-P4112
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近接センサ・光電センサが生産終了になり、後継品や他社品へ置き換えたいの見積・ご相談はお気軽にお問い合わせください
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FAX 03-3833-6434 平日 9:00〜17:00
法人・施工業者向け / 1本〜大量ロット対応
よくある質問
出力形態が変わると、そのままつないで動きますか?
動かないことがあります。オムロンのFAQ000123547では、E2E-X5E1-M1からE2E-X5C118-M1への置き換えで出力がNPN電流電圧出力からNPNオープンコレクタ出力に変わるため、 電圧入力機器へ接続する場合は+VとOUT間に外付け抵抗を入れて使用するよう案内されています。 PLCの入力ユニットがシンク/ソースのどちらか、電圧入力かオープンコレクタ入力かで必要な処理が変わるので、接続先の型番も併せてお知らせください。
見積フォームへ進む →アルミや銅を検出しています。同じ検出距離の型番を選べば大丈夫ですか?
誘導形(高周波発振形)の近接センサは、検出体の材質で実際に検出できる距離が変わります。 ifmの製品ページには修正係数が明記されており、IF5740では鋼鉄1・ステンレス0.7・真鍮0.4・アルミニウム0.4・銅0.3、代替品のIFS725では真鍮が0.5に変わっています。 定格検出距離4mmでもアルミなら1.6mm程度が目安になる計算で、取付ギャップに余裕がないと後継品で検出しなくなることがあります。 検出体の材質と実際のギャップを教えていただければ、その条件で成立する型番を選定します。
見積フォームへ進む →他社のセンサに置き換えても問題ありませんか?
当サイトでは他社品を「代替候補(要仕様確認・現物確認)」としてご案内しています。 検出距離・出力形態・電源電圧・ねじ径・接続方式が数値上一致していても、取付ブラケットのねじピッチ、光軸の高さ、 応答周波数、干渉防止の有無、コネクタのピンアサインが違うと現場で動かないことがあります。 両社の公式データシートの数値を並べてご提示したうえで、まず1台で動作確認していただく進め方をおすすめしています。
見積フォームへ進む →同じケーブル長の型番が手に入りません。
オムロンのE3Z-T61のように、ケーブル長違いの枝番が廃番になって標準長(2M)へ集約されている例があります。 その場合は、標準長の現行品に延長する、あるいはM8/M12コネクタタイプの現行品と必要な長さのコネクタ付きケーブルを組み合わせる、という選択肢があります。 コネクタタイプは次回以降の交換がセンサ本体だけで済むため、更新のたびに配線をやり直している設備では切り替えを検討する価値があります。
見積フォームへ進む →参考資料・出典
- オムロン 生産終了品/推奨代替品 該当商品一覧(E2E-X5E1)
- オムロン 製品に関するFAQ FAQ000123547(E2E-X5E1-M1の推奨代替品と主な相違点)
- オムロン 生産終了品/推奨代替品 該当商品一覧(E3Z-T61)
- バルーフ BES0062(BES M12MI-PSC40B-BP03、代替品と比較表)
- バルーフ BOS0018(BOS 18E-PS-1XB-SA1-S4、Canceled表示と比較表)
- ifm IF5740(段階的に廃止予定・代替品IFS725の表示)
- ifm IFS725(代替品の仕様)
- ifm IG0401(廃止品 - 参考資料の表示)
- ターク BI4-M12-AP6X-H1141(誘導形近接センサ)
- キーエンス PZ-G61P(回帰反射形光電センサ)
- ジック GL6-P4112 データシート(PDF)